手荒れがおきやすい職業・手荒れがひどくて治りにくい

美容師さんの手荒れ

手荒れやかぶれで悩んでいる美容師さんのほとんどは、
入店して月日の浅い人がほとんどです。

 

それは、仕事に慣れるための見習い期間中、
シャンプーやヘアダイ、下仕事などを沢山やらされるためです。

 

ですが、それらの仕事の後のスキンケアを
きちんとやっていれば、手荒れからはかなり逃れることができるでしょう。

 

手荒れやかぶれで悩んでいる美容師さんたちは、
何とかならないかと悩んでいる人が多いです。

 

手荒れで悩んでいるのであれば、
シャンプーをした後のスキンケア、
ヘアダイやパーマをした後の手洗い、
手袋はきれいな手袋をしているかなど、
まずは事前準備の周到と、事後の周到を徹底することが必要です。

 

それでも手荒れになる場合は、
信頼できる皮膚科で診てもらうと良いでしょう。

 

信頼できる皮膚科とは、手荒れやかぶれの専門医のいる病院のことです。

 

皮膚科といっても分野が広いですが、
発症した手荒れの重症度を、専門的に鑑定し、
正確なパッチテストで症状を完全に把握してもらうことができれば、
適切な治療をしてもらうことができるはずです。

 

そのために、手荒れやかぶれの専門医に診てもらう事が必要です。

 

美容師の手荒れやかぶれに対しては、
公的団体では救済措置をとってくれていませんから、
自力で治すしかなく、自力で専門医を探すことが必要です。

 

きっと先輩も同じような過程をたどっているはずですから、
先輩に手荒れ対策について、色々伺ってみるのも良いのではないでしょうか。

美容師新人の手荒れ体験

私の友人も美容師さんです。

 

初めて19歳のときに美容室に就職したときは、
2週間くらいですごい手になっていました。

 

シャンプーや下仕事が主な仕事で、
見るもの聞くものがまったくはじめての体験で、
とても張り切っていたのですが、あっという間に
かゆみの治まらない手荒れが彼女を襲ったのです。

 

その後は、スキンケアをしながら、
何とか見習いの仕事を続けていたのですが、
半年くらいたったとき、手首の辺りに斑点ができ、
あまりのかゆさで掻いてしまい、膿が出てくるほど悪化してしまいました。

 

そこで初めて、皮膚科を受診したのです。

 

皮膚科では、「アレルギーですね。」といわれ、
錠剤と塗り薬で治療を始めました。

 

お店の先生が、手荒れを心配してくれて、
担当を変えてくれたこともあり、
徐々に良くなっていきましたが、
それでもしばらくは、見るに耐えない手、そして腕をしていました。

 

ピークのころは、ひじの辺りまで湿疹が広がっていましたが、
かぶれは治まり、だんだん黒くなって、湿疹が消えたそうです。

 

そこで安心してしてしまったためか、
再び彼女をアレルギー湿疹が襲います。

 

湿疹が治ったこともあり、もとの担当に戻ったのです。

 

すると、一度できてしまった体内の抗体が、
前よりも猛威を発揮し、あっという間に、
再び湿疹が増えてしまったのです。

 

抗原抗体反応、つまりアレルギーは、
一度発症すると、一滴でも薬剤が付いただけで、
前よりもひどくかぶれてしまうことがあります。

 

漆かぶれ等では、抵抗力が体内にできるので、
だんだんかぶれなくなるということもあるのですが、
美容院で使っていた薬液はそのようなものではなく、
抗体が体に残っていて、大きく猛威を揮ったのです。

 

彼女の両親は、仕事をやめなさいと責めたそうです。

 

友人の私でさえも、「もうやめたら?」
と思っていたほどですから、
ご両親の気持ちはとても良くわかります。

 

彼女は、大きな大学病院を紹介してもらい、
そこで、かぶれや手荒れの専門医に診てもらいました。

 

そこで、自分が使っている化粧品、美容室で使っている薬液を
すべて持ってくるようにといわれ、
パッチテストを受けました。

 

パッチテストで、「ヘアダイ」がかぶれの原因であると
特定され、その後はヘアダイに触れないように美容師の仕事をしています。

 

また、薬用クリームでしっかりケアをしているので、
キレイな手をしています。

 

彼女は治ってよかったですが、知識のない一般の人が、
美容室に訪れ、ヘアダイでかぶれてしまった・・・
というようなことがあると、とても大変ですね。

 

美容室ではもちろんパッチテストをしますが、
そのパッチテストでも症状が出てしまう人もいるのかも?
と思うと、恐いです。

ヘアダイかぶれの原因

美容師として働き始めると、
新人さんの中には手荒れやかぶれに悩まされる人が多いようです。

 

私の友人もかなりひどい手荒れで悩んでいましたが、
本当に多くの人が手荒れで悩んでいる現状があるようです。

 

美容師として働き始めたBさんは、
ヘアダイ・シャンプー・ロッドのはずしが中心で、
ヘアダイは多いときで一日に4〜5人くらいをしていたそうです。

 

すると、半年後くらいから手の甲が赤くはれ、
赤い湿疹が出はじめ、手首がかぶれ、
一日中痒くていつも掻いてしまいそのうち膿が出るようになってしまったそうです。

 

かぶれの原因

 

このBさんのかぶれは、Tリンパ球が関与していたようです。

 

一般的に、ヘアダイをしていてかぶれるのは、
年齢的に見ると40歳以上の更年期に入ってからが多いのですが、
美容師の仕事をしていると19歳という若さでも
かぶれが発症してしまいます。

 

それは、ヘアダイをする回数と、
体内にできる感作リンパ球に大きく関係しているようです。

 

これに関与するリンパ球は、T−リンパ球といわれます。

 

ヘアダイをするたびに、成分中の抗原となる
主にパラフェニレンジアミンという物質が
体内に少しずつ入ってくることによって、
抗体となるT-リンパ球が増えてきます。

 

ヘアダイは、一般の人は一ヶ月に1回、若しくは2ヶ月に1回程度です。

 

ですが、美容師の場合は、一日に4〜5人ものヘアダイを施術します。

 

つまり、ヘアダイに摂食する機械が多いのです。

 

ですから、一般の人と比べると、
アレルギー反応を起こす準備体制に入るのが早いわけです。

 

そして、ヘアダイに接触するようになって、
早い人では3ヶ月くらいからかぶれの症状が起こってしまうのです。

 

病院にいくと、皮膚科の医師から、
「このような体質の人は、美容師という仕事はよくない」
といわれることが多いです。

 

「仕事を変わったほうが良い、仕事をやめたほうが良い。」
と、ストレートにいわれることもあります。

 

ですが、きちんとケアをしたり、
仕事の工夫をすることによって、
美容師という仕事をやめなくても症状が改善できることもあるでしょう。

 

Bさんは、美容師の仕事が続けたいと思い、
美容室のオーナーと話をして、
シャンプーやヘアダイの業務から遠ざかり、
かぶれを治していくことができました。