手荒れがおきやすい職業・手荒れがひどくて治りにくい

建築関係の人の手荒れ

建築・土木関係の人や左官さんは、
セメントや砂、土を常に扱っています。

 

そして、手袋をしないまま作業をしたり、
手洗いをしないで作業を続けています。

 

そのため、皮膚乾燥症ともセメント湿疹とも呼ばれる
手荒れになっている人が多いです。

 

建築・土木関係の人や左官さんの最も多い手荒れの原因は、
セメントです。

 

セメントの皮膚刺激作用は、
セメント原料の石灰特有の吸湿性と強いアルカリ性によるものが多いです。

 

症状は皮膚がガサガサし、厚くなり、
割れてくるなどがあり、爪の変形も見られます。

 

建築・土木関係の人や左官さんは、
男性が多いため、多少手荒れをして、皮膚がガサガサしていても
あまり気にしないようです。

 

そのため、この手荒れを治りにくくしてしまっています。

 

しかし、セメントの手荒れは、とても恐いです。

 

単純に手の脂分が奪われて起きる手荒れとは様相がことなるからです。

 

セメントの中には、製造過程でニッケルやコバルト、
クロムなどの金属塩が混ざっていて、
その塩類が感作性皮膚炎のアレルゲン(抗原)となり、
とても酷く、治りにくい皮膚炎の症状を呈してしまいます。

 

セメントによる手荒れを起こさないようにするためには、
手袋をして手を保護するのが一番です。

 

しかし、ゴム手袋はアレルギーを誘発するおそれがあるため、
なかなか使うことができません。

 

セメントに接触してしまったときは、
すぐに流水で洗い流すことが大切です。

 

その際、せっけんは、セメントと同じアルカリ性なので、
使わないで洗うと良いでしょう。

 

また、男性はクリームを使いたがりません。

 

ですが、本当は、抗アレルギー作用を有するクリームや
軟膏類を始終塗っていることが望ましいのです。